CANDLE NIGHT 2014  朗読劇「銀河鉄道の夜」

7月の夜、美術館に響きわたる物語、歌、詩、そして東北への願い

クレマチスの丘の夏の風物詩、キャンドルナイト。キャンドルでライトアップしたヴァンジ彫刻庭園美術館の庭園と一夜限りのイベントをお楽しみいただけます。今年は震災以後に生み出された朗読劇と映画上映会を3日間にわたり開催いたします。
2011年3月11日のできごとをきっかけとして走り出した朗読劇『銀河鉄道の夜』。傷ついた土地「東北」への思いをこめて、ハルレヤの歌声が響きます。宮澤賢治の不朽の名作『銀河鉄道の夜』を古川日出男が脚本化。小島ケイタニーラブによる主題歌と音楽、管啓次郎による劇中詩、柴田元幸による果敢なバイリンガル化とともに、類例のないまったく新しい表現形式が生まれました。
「小説家」「詩人」「音楽家」「翻訳家」による物語と歌と詩が交錯し、夜空の星と川面のきらめきがひとつになる奇跡の世界。時空をこえてレールをのばす、この列車に、どうぞご乗車ください。
http://milkyway-railway.com

このイベントは終了しました。

インフォメーション

日時2014年7月27日 (日) 開場 18:00 開演 18:30
出演古川日出男、管啓次郎、小島ケイタニーラブ、柴田元幸
定員100名
料金3,500円 全席自由
会場ヴァンジ彫刻庭園美術館 展示棟
*料金には美術館・キャンドルナイト入館料を含みます
*小学生以上は大人料金がかかります 未就学児の入館はご遠慮ください

お申し込み

お電話にてお申込みください
クレマチスの丘コミュニケーションセンター
Tel. 055-989-8785 (水曜休館)

  • *お電話でのお申し込み後、お振込用紙をご送付いたします。
  • *ご入金確認後、チケットをご送付いたします。
  • *ご入金後はキャンセルできませんのでご注意ください。
  • *雨天時は、キャンドルは点灯いたしませんが、イベントは開催いたします。
  • *当日は17:30にて一時閉館とさせていただきますのでご了承ください。
  • *コンサート終了後、三島駅行きのシャトルバスが1台運行いたします。
  • *乗車ご希望の方は、ご予約時にお申し込みください。
  • *シャトルバスは座席数が少ないため、できるだけ自家用車にてご来館ください。
  • *駐車場は無料です。
  • *クレマチスの丘パスポート会員には、特典ポイントを進呈いたします。

古川日出男 (ふるかわ・ひでお)

1966年生まれ。小説家、ただようまなびや学校長。主な著書に『馬たちよ、それでも光は無垢で』(新潮社)、『LOVE』(新潮文庫、三島由紀夫賞)、『ベルカ、吠えないのか?』(文春文庫)、『アラビアの夜の種族』(角川文庫、日本推理作家協会賞・日本SF大賞)、『聖家族』(新潮社)、『南無ロックンロール二十一部経』(河出書房新社、鮭児文学賞)、『小説のデーモンたち』(スイッチ・パブリッシング)。CDブック『春の先の春へ 震災への鎮魂歌/古川日出男、宮澤賢治「春と修羅」を読む』など、文学の音声化にも積極的に取り組む。
最新刊は戯曲『冬眠する熊に添い寝してごらん』(新潮社、上演版演出・蜷川幸雄)。

管啓次郎 (すが・けいじろう)

1958年生まれ。詩人、比較文学者、明治大学教授。主な著書に『コロンブスの犬』『(河出文庫)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)、『野生哲学 アメリカ・インディアンに学ぶ』(小池桂一との共著、講談社現代新書)など。サン=テグジュペリ『星の王子さま』(角川文庫)など翻訳書も多数。11年、野崎歓とともに『ろうそくの炎がささやく言葉』(勁草書房)を編集、『チェルノブイリ 家族の帰る場所』(朝日出版社)翻訳。 最新作に詩集『時制論 Agend’Ars4』、『ストレンジオグラフィ』(ともに左右社)。

小島ケイタニーラブ (こじま・ケイタニーラブ)

1980年生まれ。音楽家。2009年、バンド「ANIMA」でデビュー。朗読劇『銀河鉄道の夜』では作詞作曲歌唱を中心に、フィールド録音を駆使した音響デザインを手がける。2012年、主題歌「フォークダンス」を収録する初の弾き語り作品『小島敬太』(WEATHER/HEADZ)を発表。2013年には舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー13」にてドイツのアートユニット〈リミニ・プロトコル〉のサウンドデザインをゴンドウトモヒコ(pupa)と共に担当。2014年からRainy Day Bookstore & Cafe にて初の定期イベント「ラブナイト」を開始する。

柴田元幸 (しばた・もとゆき)

1954年生まれ。翻訳家。訳書にポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、トマス・ピン チョン、エドワード・ゴーリー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソンなど多数の現代アメリカ作家を翻訳。最近の訳書にポール・ラファージ著『失踪者たちの画家』(中央公論新社)、ブライアン・エヴンソン『遁走状態』(新潮社)など。2013 年10月に責任編集文芸誌『MONKEY』を創刊(スイッチ・パブリッシング)。

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